【プロから学ぶ】アジングの『拾い釣り』とはどんな釣りなのか?
今や一番人気と言っても過言ではない『アジング』ですが、人気故に釣場に着いたら先行者だらけということはよくあります。
私もよくそういった場面に遭遇しますが、中々思う様に釣りができないために、ランガンして釣り歩くことが多いです。
ただ、移動して必ず、いい場所にあり付けるとは限りませんよね^^; 私もランガンしてどんどん移動しても中々釣果が伸びないことも日常茶飯事です。
最近、私の尊敬するプロの方が執筆されていたことの中で、「釣れるポイントを探して移動するのもいいのですが、あえて一ヶ所でやってみる方法も捨てがたい」と言われていました。
ポイントを細かく攻めて、少ないアタリを重ねていくこと、これが『拾い釣り』で、これをやってみましょう!とのことでした(^^)
具体的には、一ヶ所のポイントから釣果を絞り出す練習をすることが大事とのこと(^^)
当然、同じアプローチを繰り返していても結果は出ませんので、攻め方、攻略の引き出しを多く持つことで、『拾い釣り』が可能となると(^^)
この記事の目次
釣場を観察することがまず大事です
釣りを始める前に、まずはポイントを観察することが重要です。
ここでは、ナイトゲームを想定してみます。
当然、釣場には夕マズメ前には入りたいですよね(^^) その方がより多くの情報を得ることもできますし、場所取りにもなりますから(^^)
タックルを持って釣りをしながら、観察していきます。
ルアーをキャストして、リトリーブしながら、目で見るだけではわからない潮の速さ、ボトムの状態などの情報を直接身体で感じていきます。
ここで、明るい内に観察しておきたい項目があります。
①常夜灯の有無やその場所
②釣場の海底の地形
③潮流の向きや強さ
④風の向きや強さ
⑤ベイトフィッシュ(餌となる小魚等)の有無
⑥ゴミ溜まりがあるかどうか?
釣りがスタートしたら、ルアーをどこに投げる?
日が沈んで、常夜灯に灯りが灯されたら、いよいよ実釣開始になります(^^)
ナイトゲームで常夜灯回りは、やはり重要な要素になります。
ただ、海面の明るい部分にはあまり良型のアジはいませんよね(^^) このことは当然なことで、明るいところは大きなアジにとっては危険な場所になるので、普通は暗い場所の方に隠れています。
みなさんもご存知かと思いますが…
1.狙い目は明暗の境辺りになります。
ここで、1つポイント…アジは潮上に頭を向けていますので、キャストするには、まずは潮上にしましょう(^^)
2.足元のシェードも大事です。
常夜灯があっても堤防や岸壁のきわは必ず、シェードになって暗くなっています。
よくこのシェードのボトムに良型アジがいることがあります(^^) ここで、流れてくるエサを待っているわけです(^^)
3.ゴミ溜まりは必ず、チェックしましょう。
風が向かい風でしたら、足元にゴミが溜まります。ここにゴミと一緒にプランクトンも溜まり、そのプランクトンを食べにアジが集まります(^^)
明るい内にこのゴミが溜まる場所を把握しておけば、夜になってすぐにチェックすれば、即釣果に繋がる可能性が多々あります。
上記の3つのポイントは、必ずチェックしましょう(^^)
『拾い釣り』のキモは、アジの居場所を見つけ、アジの留まっているレンジを探る
先程ご紹介した3つのポイントを狙い、沖目の明暗の境を探った流れでそのまま足元にルアーを誘導して、しばらく止めてアタリを待ちましょう。
次に、どのレンジ(アジのいる層)を狙うかが重要になります。
いかに早く、このアジのいるレンジを見極めるかが大事になります。
ここからは、いつもやっている様に表層から順に下のレンジをアジがいるかどうかを探す作業になります。
①表層から5カウントずつ沈めて、レンジをキープします。
②10カウント、15カウントと徐々に深い方に向けて探っていきます。
ここで大事なのが、反応があったカウントを必ず、覚えておくことです。
とにかく、釣りをしている時は、私もカウントをずっと数えています(^^)
ここで覚えておいた方がいいことがあります。
とてもやっかいなことに、アジはレンジをコロコロと変える魚なんです^^;
これは何故かと言えば、アジの主食となるプランクトンが、潮流や風の影響で上下するためなんです。
大事なことは、アタリが減ってきたと思ったら、レンジを探り直すことです。
私はいつも表層からレンジを探っていって、ボトムまで探ってもアタリがなければ、また表層から探り直しています。地道にこの繰り返しをしてます^^;
潮止まりと干潮時の攻め方のキモは、遠投にある
潮止まりとか干潮と聞くと、余りいいイメージがないですよね^^; 一般的には一番釣れない時間帯ですよね。
1、潮が動いていると、アジは上流を向くので潮上にルアーを投げればいいですが、潮が止まってしまうと、走行性のあるプランクトンは表層に集まります。
表層に集まるアジの活性は余り高くありませんが、時には表層でアジがサイズすることもあります。釣れる効率は良くはないと思いますが、とにかく諦めずにやることが大切だと私は思います(^^)
2、次に干潮時です。潮が引くと手前のポイントが浅くなり過ぎて、釣りにならなくなってしまいますので、そうなったら…
『フロート、キャリー、キャロなどを使って、沖の水深のあるブレイクラインまで、大遠投する、ぶん投げる』です(^^)
潮が止まったり、干潮になってしまうと普通はもう釣りを止めてしまう感じですけど、ここで大遠投して沖を攻めるです。これですね(^^)
沖を攻める時もやり方は同じで、表層から順に下のレンジに向けて探りながら、アジのいろレンジを見つけましょう!