衝撃の事実 ! 現実の釣り禁止問題を知っていますか? | MKフリースタイルチャンネル

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衝撃の事実 ! 現実の釣り禁止問題を知っていますか?

昨今の釣り禁止場所が多発している問題ですけど、私も思っていたのですが、釣り人が原因のゴミ放置の問題、釣り人と漁師さんとのトラブルなどがその原因の大部分だと…。

しかし、現実はそれが全てではなかったんです。

この事実を1人でも多くの方に知ってもらいたいと思い、今回この題材を取り上げてみました。

YouTubeのチャンネル『アジング専門チャンネル釣り日和大村卓也』さんのチャンネルで、大村さんが動画を配信されました。私もその動画を拝見して、凄まじく衝撃を受けました。

今後も釣りができるのか?私たち釣り人に関わる重要な問題だと思います。

漁師さんから聞いた釣り禁止の真実は、これです。

大村さんが実際に何個かの漁港で漁師さんとお話をされて、釣り人のごみ問題に関して、釣り人側から解決をするために○○をしていきますから、釣り禁止を解放して頂くことは可能ですか?と問いかけられたんです。

すると、漁師さんたちもしっかりとお話を聞いて頂けたとのことだったんですけど、そこで『衝撃的なこと』を大村さんは聞くことになります。

その『衝撃的なこと』とは、ゴミ問題とかもあるけれど、他に問題があるということなんです。

日本の漁港の歴史を知っておきましょう

まず知っておかないといけないことが、時代の流れがあるということです。

1925年に農林水産省が漁港を5つの段階に設定しました。

1.第一種 2039港

所有権を市町村が持っていて、地元の漁師さんが管理をしています。船の移動距離が少ない小型の船が中心の港、地元漁がメインになります。

2.第二種 525港

都道府県が所有権を持ち、第一種の漁港よりも漁で移動する大きな船を中心とする漁港になります。

3.第三種 101港

漁をする時に県を跨ぐことになるために更に大きな船がメインとなります。そのために管理も都道府県、大きな企業もされています。

4.第四種 99港

離島などにある、どちらかと言うと避難とかを目的とすることが多い漁港です。

5.特定三種 13港

日本の水産業を代表する、日本政府が政令している漁港になります。場所で言えば、政令指定都市の漁港版みたいにイメージで捉えればいいですかね。

ここで、私たちが勘違いしたらいけないのが、漁港は釣場ではなくて、漁港は職場であるということなんです。

この漁港が作られた時の費用は、国費で作られていまして、私たちの税金では作られていないということです。つまり、国民は負担していないということなんです。つまり、私たちは基本的には使う権利はないんです^^;

今は偶然に使わせてもらっているということなんです。このことはしっかりと自覚しておかないといけないと思います。

ソーラス条約

1912年に、映画『タイタニック』の沈没の時に駆けつけた船があって、人命救出をしていて、その時に世界中で賞賛されて、人命救出をどこでも行ける様にしましょうとなって、1914年に作られたのが、『ソーラス条約』です。その目的は、人命救出です。

その後、100年経つ中で条約自体も肉詰めされてきます。

科学も進歩し、技術も進化して、コンピュータも発達して、GPSも発達して、より安全に世界中で、船の航行も安全なものを作ろうなど、いろいろなことが決まっていくわけです。

それによって、私たちはより高度な人命救出を享受してもらえる様になったわけです。

その後に大きく時代が変わったのが、2000年に入って、アメリカで起こった9.11同時多発テロがありました。

数名のテロリストによる痛ましい事件だったわけですけど、それによって、経済が止まって、それが戦争にまで発展してしまったということです。

このことが引き金になって、これはもう安全を担保して、国民のためにやっていかないといけないとなったわけです。それに合わせて、船もそうで、海上安全の強化していかないといけないというわけで、2004年から、158カ国(日本も入っています)各国に入る、出る時には船の検品、検査をしていきましょうということになりました。

それによって、ある程度の大きさの船が入るエリアには頑丈な鉄格子ができたりとか、各地の港に立ち入り禁止区域が増加しています。

そして、場所によると、それまでは釣りができていた人もそういった鉄格子ができたり、立ち入り禁止区域になったりすると、釣場の制限ができたわけです。

実際の釣り禁止の原因とは何なのか?

ソーラス条約が締結されたことによって、釣り人たちが、全国の第一種、第二種の漁港に散らばっていったわけです。つまり、釣り人の大移動が始まったわけです。

政府が出していたレジャー白書での発表では、1990年後半までは、1520万人いた釣り人口だったのが、ソーラス条約ができてから釣り禁止が出てきて、今現在では、512万人(1000万人消滅)になって、3年前のコロナで密を避けるということで、釣りブームが一瞬できましたけど、そのブームも今現在は過ぎ去りました。その結果、コロナ前よりも釣り人口は減っています。

よくSNSなどで言われていましたことの中に、最近増えてきた釣りブームによる『にわかアングラー』がゴミを出して…などはほぼないということになるわけです。

つまり一番問題なのは、その512万人の釣り人口が、第一種、第二種の小さな漁港に移動してきたことと、その移動手段が問題で、その1人1人がみな車でやって来るということなんです。

第一種の漁港は、さほど大きくない漁港で、人口密度の小さなところにある漁港なわけです。それ故に、そういう人口密度の小さい地域と人口密集地とではライフスタイルなども当然として異なるわけです。

例えば、ゴミの処理方法を例にとると、私たちの住んでいる場所でも決められた場所にゴミを入れておけば(大きなゴミ箱など)ゴミ回収車が回収してくれます。

それに対して、人口密度の小さな地域では、漁港とか公民館などを利用してゴミ箱を置いて、そこを利用されるということが非常に多いということみたいなんです。更に小さなエリアなどでは道幅も狭いですので、そういう広くなった漁港などにゴミ箱を設置するということになって、そこを利用されているんです。

第二種、第三種に集まっていた釣り人が第一種の漁港に集まることで起こる問題はまずはアングラーの車問題なんです。

1925年の同時は当然として今の様に車を1人1人で所有する時代ではなかったわけです。当然として、場所を取る面積が違うわけです。アングラーがそれぞれ車で来てしまうと、場所が空いているからと止めてしまうと、そこは空いているのではなくて、元々漁港の空き地は作業場なわけです(漁網を乾かしたり、タコ壷を乾かしたり)。そういうことをするための場所、面積が確保できなくなってきたというわけなんです。

なので、元の状態に戻させて下さい(本来の目的、漁師さんの仕事を遂行できない状況のため)という当たり前のことを漁師さんはお願いされている状況なのです。そのために、釣り禁止になっているということはあります。

そして、もう一つがゴミの問題です。

一部の人がゴミをポイ捨てするということもあるのですが、それ以上に問題になっていることがあります。

先程お話ししました様に漁港に設置してあるゴミ箱に、『ゴミはゴミ箱に捨てましょう』と誰もが当然に心得ていますが、釣り人たちが次々とゴミを捨ててしまうと、その地域の人口よりも多い人たちが出入りすることで膨大なゴミの量ができてしまうわけです。

そこで問題になります。

そのゴミを処分するのは、漁港の所有権は市町村ですけど、維持管理は地元の漁師さんたちがしているんです。

つまり、釣り人のゴミを漁業関連の方が負担されていることになるんです(世帯あたり12000円/年負担されている地域もあります)。

それとあと問題なのが、トイレ問題です。

私も今までに漁港などに設置されているトイレを使ったことがあります。第一種などの小さな漁港のエリアだと、下水道もまだまだ発達していない場所も当然あります。トイレも汲取式なところもあるわけです。その汲取のための料金も高くなってしまって、同じく漁師さんたちの負担増になっているわけです(灯油よりも高額な汲取料金、18L/2300円位)。

今現在、漁師さんたちも高齢になられて、漁師さんを辞められたりされて、漁師さん自体も減っているわけです。つまりは、どんどんと負担されている金額が増えているわけなんです。

そこで、漁港関係者の方から、清掃協力金を頂けませんか?と話されると釣り人は逃げてしまうとか、怒るわけです。当然として、回収できることも少なく、回収率も悪くなっているわけです。

漁師さんたちも共存できる方法を考えて揉めない様にお金で解決する様に言って頂いていることに対して、文句を言ったりする人も多いみたいです。

この様な流れで、釣り禁止になっているわけなんです(そもそも漁港は職場です)。

ここまでの話をまとめますと、一部の人の問題ではないということなんです。

つまり、私たちが普通に漁港を利用させて頂いているだけで、迷惑をおかけしてしまっているんです。

そして最後に、一番の問題、『騒音問題』です。

そのメインが車のアイドリングなんです。漁港などはコンクリートに囲まれていますので、非常に音も反響します。

ある漁港で、漁師さんがデータを取られていましたが、30分以上のアイドリングをされていた車の割合は80%を超えていたとか、また違う漁港では73%だったとかのデータもあるわけです。

そして更に、車が一台また一台と来て、ドアを開けて、閉めてと繰り返すわけです。

一人一人が出している音は小さいものなのかもしれませんが、それが永続的に続くわけです。漁師さんは朝が早い仕事ですので、当然として、睡眠に影響が出てしまいます。

このことで釣り禁止になることもあるわけです。

総括してみます

みなさん、今回のお話を聞いてみて、どうですか?

私は心が痛みました。普通にしていたことで、迷惑をおかけしていた…

このまま、普通に無料で釣りをしていていいのか?

正直、どうしたらいいのか、わからなくなりました。

みなさんは、どう感じられましたか?

今後、未来的には、釣り自体も形態が変わるのかもしれませんね。

他のレジャーの様にお金を払って、施設を使用させてもらうみたいな。

今後、5年、10年後には変わってしまう気がしてきました。


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