
アジングの食わせ術 『ゼロテンション』を身に付けるよう
アジングは、その釣り味、手軽さや更にはエキスパートな人をも虜にする様々な攻略法や繊細なテクニックなど非常に幅広い魅力がありますよね(^^)
アジングの楽しさの一つに、アジの群れの回遊があって簡単に釣れることもあったり、また渋い状況などでは、よりシビアなアプローチが必要になったりと様々なことが起こり、そんな時に自分の力量でアジに戦いを挑む、この醍醐味がありますよねー(^^)
そんな低活性な個体を相手にする時に有効となるのが、『ゼロテンション』の食わせ術です。
『ゼロテンション』は様々なアクションに応用できます。ドリフトやステイ、そして水平移動などがそれらに当たります。
この記事の目次
低活性な個体はステイで攻略しよう
アジングの永遠のテーマが、『活性の低い個体を相手にいかに口を使わせるか?』ではないでしょうか。
私も渋い状況の中では、自身の引き出し、知識を駆使して手にした時の1匹は非常に大きく感じます(^^)
そんな時に、偶然に思いがけない釣法やパターンにも気付かされたりして、更なるステップアップができる可能性も秘めていると思います。
そんな厳しい状況を打開できるのが、最初にお話しました、ドリフトやステイ、水平移動などのゼロテンションを意識した食わせ術です。
ゼロテンションとは何?

①ドリフト…潮流を利用して、ベイトの溜まる場所(潮のヨレ)にルアーを送り込んだり、流される餌(プランクトン)などを演出します。

このドリフトに関しては過去のブログ 『ドリフト』車のことではなくて、今回は、アジングのドリフトです!の中で詳しく書いていますので、参考にしてみて下さい。
②ステイ…基本的にはボトムにルアーを置いて食わせる方法です。アジがゴカイなどの多毛類を捕食している状況下で有効になります。
また、アジはいるのに食ってこないという低活性時にも効果的で、そんな時はアジがボトムにいることも多いです(^^)
③水平移動…ロッドを横にサビいて直線的な動きを演出したり、斜めに構えてリーリングを止めて、ルアーの重さだけで水平に移動させます。



ルアーが手前に寄る程にラインの角度やテンションによって、スローな動きになるために足元のシェード攻略には絶対に必要なアクションですね(^^)
適切なラインテンションをキープしよう
私はアジングをする時に心がけていることは、ラインテンションについては、張らず緩めずの状態を維持しています。
あまり張りすぎるとルアーがすぐに手前に来てしまうためです。
理想的にはラインは張らず緩めずですが、ボトム狙いで違和感なく吸い込ませるには、若干の糸フケが必要だと思っています。
ただ、ラインがたるみっ放しではアタリがとれないので、シェイくしてからのフォールやステイでアタリを待つ様にしています(^^)
この瞬間がまさに『ゼロテンション』で、ラインが張らず緩まず状態で、少し漂いながら動きます。

効果的なシチュエーションを見極めよう
ゼロテンションの釣りは、あらゆる状況にアジャストさせることができます。
それぞれに釣りやすいシチュエーションが存在します。
ドリフト…潮流の速いエリアや常に流れがある河川回りなどの場所で成立しやすくなります。
ボトムステイ…根掛かりが多い岩礁帯ではなくて、漁港内や砂地の場所が釣りやすくなります。
水平移動…自分の場合は、常夜灯回りなどの明暗がはっきりと分かれるところを狙います。
低活性なアジを相手にゼロテンションのパターンで楽しく釣りするならば、ドリフトさせやすい河川内や河口などの流れのある場所、水平移動でシェードを狙える常夜灯回り、根掛かりの少ない漁港内でのボトムステイですかね(^^)
ボトムでしか食わない時の最後の手段は?
個人的には、ステイは地味なパターンでありながら、こっちから仕掛けていく感覚があるので、好きなんです(^^)
エギングでも共通する部分があるんですけど、表層から中層までアタリがなくて、ボトム付近しかアタらない状況を攻略する上で、最終手段として、ボトムステイはよく使います(^^)
例えば…
まずはフリーでボトムまで落として、シェイクします。水平移動の間にボトムステイを織り交ぜます。
基本的にはロッドティップを斜め45度に保持して、リトリーブせずに、移動距離の短いアクション(ティップの振り幅の少ない)で割と長時間誘い続けます。
シェイクさせてアクションを付けた後は、ロッドを止めて、ボトムに落としてステイさせます。
シェイキング後、ボトムに落ちるまでのわずかな時間とステイ中がゼロテンション状態で、アジも違和感なくバイトしてきて吸い込んできます(^^)
ジグヘッドは軽ければ軽いほど、ゼロテンションの釣りのポテンシャルを生かすことができますし、魚に違和感を与えずにバイトに持ち込むことができます(^^)